催眠術の仕組み+ステージ催眠術

催眠術のステージショーで客席から選ばれた人がその場にいない鳥を指に乗せて話しかけたり、突然鶏の鳴き声を発したり、催眠術師の思うように行動するのを見たことがありますか。そんなこと本当にあり得るの?と疑問に思ったことはありませんか。

よく催眠術にかかったら自分の意思に反してコントロールされてしまう、と言う方がいらっしゃいますが、それは全くの誤解で、自分が本当に催眠にかかりたくないと思えば術がかからないか、術を簡単に解くことが可能です。それでは何故あんなに突拍子もないような事を催眠術師に言われるままにしてしまうのでしょう。

まず、催眠術ショーを見に行くと決めた時点でもう既に催眠術を受ける準備が始まっているのです。自分の意識しないところで催眠術に対する期待や高揚感、未知の世界を覗く緊張感や不安、これらが自然と脳の周波数を下げ、潜在意識の中で自分は催眠術にかかるかもしれない。という気持ちになります。これは自分が考えるのではなく、潜在意識が自然に考えるのです。ショーの会場に足を踏み入れた時点で、催眠術というものを信じる、信じないに関わらず、催眠術にかかる準備が出来上がったことになります。

自分は絶対に催眠術にかからない、と自負する人に限ってかかり易かったりするのは、催眠術が「意識」ではなく潜在意識に働きかけるのと、会場に入った時点で催眠術にかかる準備が出来ているからです。ここからは周りの状況、催眠術師との相性、各自の被暗示性タイプによってどれだけ忠実に潜在意識が催眠術師の言う事を聞くかになります。

ショーが始まり、催眠術師の誘導により各ステップをクリアし、ステージ上で最終的に残った観客の潜在意識は催眠術師の言葉を忠実に再現できる状態にあるので、彼らには現実に居ないはずの鳥が本当に見えているのです。

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